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2種類の3Dプリンター

  • 2018.06.08
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こんにちは、ヨシカワのかもいです。
以前に3Dプリンターで作成したものについて、事例を少し紹介したいと思います。
 
弊社には、2種類の方式の3Dプリンターがあります。
熱溶解積層方式の3Dプリンター「Raise3D」と、
光造形方式の3Dプリンター「Form2」です。
 
この2種のプリンターを使用して、同じ形状のC形止め輪を作成しました。
180608_k01
左:金属製(既製品)
中:熱溶解積層方式の3Dプリンター「Raise3D」造形品 (材質:PLA樹脂(白))
右:光造形方式の3Dプリンター「Form2」造形品 (材質:レジン樹脂(グレー))
 
金属製と樹脂製では物性値が全く異なるため、
完全に代わりになるわけではないですが、
少しはめ込んでみる程度、軽い力では外れない程度、
の確認であれば代用することが出来ました。
 
PLA樹脂のものは弾性が程よく、専用工具がなくても指で簡単に脱着することができ、
機構部の簡易確認に非常に便利でした。
 
レジン樹脂のものは少し柔らかすぎて、この時の用途では
使用することが出来ませんでした。
 
寸法精度や表面の滑らかさについては、
PLA樹脂(熱溶解積層)よりもレジン樹脂(光造形)の方が優れており、
用途によって使い分けると良いと感じました。
 
以上、3Dプリンターの事例紹介でした。
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